大田昌秀先生について

「沖縄平和学の父」大田昌秀先生の略歴を紹介します。

  • 1925年6月 沖縄県久米島にて出生

  • 1945年3月 沖縄師範学校2年の時(19歳)、学徒隊の「鉄血勤皇隊」に動員され沖縄戦に参戦、九死に一生を得る

  • 1946年8月 沖縄文教学校卒業

  • 1948年3月 沖縄外国語学校本科卒業

  • 1954年3月 早稲田大学卒業(教育学部、英語英文学を専攻)

  • 1956年6月 米国シラキュース大学大学院修士課程修了(ジャーナリズム修士)

  • 1963~64年 東京大学新聞研究所で研究

  • 1968年4月 琉球大学文理学部社会学科教授に昇任

  • 1973~74年 ハワイ大学東西文化センターで教授・研究

  • 1983~85年 琉球大学法文学部長

  • 1990年5月 琉球大学名誉教授の称号を授与される

  • 1990~98年 沖縄県知事に就任(2期8年)

  • 2001~07年 参議院議員に就任(1期6年)(国会、東京)

  • 2009~17年 「沖縄国際平和研究所」設立・運営(初代理事長)

  • 2017年4月 「ノーベル平和賞」候補に認められる

  • 2017年6月 沖縄県那覇市にて逝去(92歳)

  • 2017年7月 「故大田昌秀氏 県民葬」が執り行われる

  • 2021年8月 沖縄県久米島町による「大田昌秀先生顕彰事業」が記者会見で発表される


代表作:『沖縄健児隊』、『沖縄の民衆意識』、『沖縄のこころ-沖縄戦と私』、『写真記録 これが沖縄戦だ』『沖縄 平和の礎』など多数。

大田昌秀は戦後72年の長きにわたり、「戦争の悲惨さ、平和の尊さ」を、さまざまなメディア(活動)を通して訴え続けました。
世に送り出した著書・共著の数は100冊を超えます。

大田昌秀の著作の中でも一番オススメしたいのは、名著『沖縄 平和の礎』(岩波新書)です。
平和学や戦後政治についての鋭い洞察・知見が力強く 書き表されています。
読むと『学ぶよろこび』の「極意」や「真髄」にふれることができます。
スラスラ読めて分かりやすいので、学生の皆様にもオススメの一冊です。

沖縄タイムス(2017.07.25)より

沖縄タイムス(2017.07.25)より